fastapple's blog

時系列関係なく、情報を追記・分割・統合などします。ブログに記載の内容のうち、引用ではなく、私自身が記載している文章・コードなどについては、自由にご利用ください。

ニコニコ動画という古典と「無世代時代」の到来(ひろゆきが何故人気が出ているかの考察)


最近、Youtubeを見ていると、ネタとして、10年くらい前の動画のネタなどが挟み込まれていたり、昔の2chでよくあるネタが挟み込まれていたりする。
それに続けて、コメント欄を見ていると、そのネタを初めて知ったであろう人の新鮮なコメントを目撃することができる。
こういうのはネタを知っている方からすると、ずいぶん前に通った道という感じで、少し恥ずかしい気持ちになったりする。
ただ、こういうことはこれから往々にしてあるんじゃないかと思う。

こういうのを懐古主義とかリバイバルとかで片づけようとする理論があるが、ぼくはそれは筋違いなんじゃないかと考えている。
例えば最近、ファッションや音楽などで70年代とかのブームが巻き返しているという論があるが、これも違うと感じている。
例えば、クラシックピアノというのは現代においても人気があるが、いまがクラシックブームかと言われるとそうでもないと思うが、
言わば古典としての価値をずっと受け継いでいる。

技術が進歩しても、人間というのは限界があって、その中でいいものやそうでもないもの、ありとあらゆるものが生まれてくる。
現代は、そういった「昔のいいもの」と「今のいいもの」を同じ目線で比較しようとする。比較するというより、両方よいなら両方取り入れようとする。
いわば、現代数学のように、古典の上に現代的なものを積み重ねていくのだが、昔のものを全否定して出来るようなものは殆どなくなっているのだろう。

いってみれば、現代は、いいか悪いかの基準だけあって、新しいからいいという基準が薄れているのだ。
これを「無世代時代」と呼びたい。

最近、ひろゆきの動画が人気らしい。たまに見るくらいだが、多分、公平性というのがひとつのポイントなんだろう。
よく正論をいうからというけど、ちょっと違うと思っていて、ようするに、どんなものも同じ土俵に乗せようとするというところがまさに今風なんだと思う。
だから、若い人に先輩的な尊敬のされ方をしているというのはちょっと違うと思っていて、現代では、若い人はものすごくフラットに物事をみるようになっていると思う。
一方で年上に対する反感というのは当然今もあって、しかし現代はそういうのを否定する材料がいっぱいあって。
それで、要するに先生みたいな立場で話す人に公平性と、安心感を感じるのだろう。

そういう意味では無害さ、というか、せんせーブーム。ということができるかもしれない。これについては、おそらく一過性な流行だとは思うが。

とりあえず、思うままに書いたので文脈が全然ないけど、公開しておく。