ストレス起因説の崩壊
よくみると、2021年最初の記事だった。明けましておめでとうございます。
大昔は病気の原因として、何かの呪いだとかそういう呪術的なものが、医学の発達する前はあったと思う。
今でこそ、そういう類のことを信じる人は少なくなったが、ただ、現代の「呪術」的な便利な言葉をあげるとすれば、それは「ストレス」だろう。
「ストレス」というのは、便利な言葉で、様々な原因不明の病気に使われている。
「うつ」についてもそうだが、現代においては、「うつ」にはヒトヘルペスウイルスが関与していることがわかってきている。
あまりにありきたりなウイルスで、だれも気が付かなかったが、つまり「ストレス」ではなく、「ウイルス」が原因だったということだ。
今、「ストレス」と総称されているものも、突き詰めていけば何らかの「ウイルス」が原因と判断されていくのだろう。
遠い未来では、「老衰」にも何等かの病名がアサインされるのではないかと思う。