fastapple's blog

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「ノスタルジックな音楽」という不思議


ノスタルジックな音楽というのが好きなのだが、よく思うのは、ノスタルジックな音楽という言葉自体変な感じがする。

例えば、子供の頃に聴いていたような音楽を聴いても、懐かしいとは思うことはあってもノスタルジックだと思うことはない。つまり昔の曲を聴いているから、ノスタルジックだと感じるわけではない。ということになる。
自分が生まれるより少し前の曲を聴けば、古臭いとかそういう気持ちになることはあるかもしれないが、やっぱりノスタルジックと思うことはない。つまり、ノスタルジック性とは、その曲が作られた時代に左右されるものではないということになる。

それではノスタルジックな音楽というのはどういうものなのか考えたときに、「記憶にアクセスする性質」をもつ曲 ということになるんじゃないか。ある特定の曲を聴いたときに、確かに追憶的な脳の動きが起こるような気がする。

ということは突き詰めて考えると、ある曲を聴いたときになんらかの脳内物質がでて、悲しい気持ちになったり、楽しくなったりするわけだが、こういう「曲で代替できる感情」と「曲で代替できない感情」という2つの感情に分類するとすれば、一体どの程度が「曲で代替できる感情」つまり曲によって引き起こすことができる感情なんだろうなぁと思ったり。