Xperia Z4のrootを取得できなかった話
rootの取得とは
よく、rootを取得するというが、rootとはUnix系システムの特権ユーザーのことだ。ふつう、Android端末は、初期設定でroot権限を利用者に開放していない。root権限があればシステムファイルなどをいじれるので、安易にroot権限を利用可能にすれば、間違ってファイルの破損などが起こりうるという配慮など、理由は色々あるだろう。rootを取得した場合、メーカーやキャリアの補償が効かない場合がほとんどなので、注意したい。自分の場合、MVMO(格安SIM)で、補償は元々ないので、思う存分root化して使いたい。root化は通常、親切などこかのハッカーが開発したソフトを利用して実施することになる。
ちなみに、iPhoneをroot化することは、「Jailbreak」という格好いいなまえが付いているが、Androidのroot化には、そんな格好いいなまえはついていない。
iPhoneのJailbreakに初めて成功したのは、当時17才の天才ハッカーgeohotである。興味がある人は調べてみると結構面白いけど、割愛。
バックアップについて
まず、この記事をみてroot化をして失敗しても、もちろん責任とれないので、あくまでひとつの参考程度に捉えてもらえればと思う。
また、root化すると使えなくなるようなソフトもあるので十分注意したい。
実施の前にバックアップを取ったほうがいいと思う。自分は「JSバックアップ」というソフトで、データのバックアップをPCに取ったりしている。本当はSony純正の、PC Companionで取得したかったが、うまくいかないので、途中で方針転換した。なお、後述するdr.foneというソフトでも取ることができるようだ。
事の発端
rootを取りたいと思うようになった経緯は、Xperiaの画面が壊れて、画面修理をした(端末の補償に入っていないので有償)のだが、それ以降、たまにタッチの誤認識が発生するようになってしまったことだ。再起動すると直る。もう一度見てもらってもいいのだが、またお金を取られそうなので、とりあえず再起動しながら使っている。調べると現象が発生している際は、スクリーンをタッチすると、別の場所も同時にタッチされることがわかった。これなら、ソフトウェア的に現象の発生を捕捉することができそうだ。自動で再起動するようにしたいのだが、自動で再起動のようなことをするためには、Androidのrootを取得する必要があるらしい。
dr.foneではroot化できず。
どうやら、ドコモからでているXperia Z4(SO-03G)のrootを取る方法を試したが、dr.foneではroot化することができなかった。以降「こうしたけど、できなかった」というのをかく。ちなみに、グローバル版のXperia Z4なら出来るのかもしれないが、手元にないので、わからない。
準備品
Xperia Z4 ・・・今回、ドコモのSO-03Gを楽天SIMを挿して利用している。Androidバージョンは7.0
USBケーブル・・・PCと接続する。充電専用ではなく、データも転送できること。
PC(Windows機)・・・ご家庭にある一般的なPC。Windows。
開発者オプションの有効化
まずは、開発者向けオプションを有効化する必要がある。自分の場合、既に有効にしていた。
開発者向けオプションを有効にするには、設定 -> 端末情報 -> ビルド番号の部分を「7回連打」すると開発者になることができる。昔のゲームの隠しコマンドみたいなノリ。
dr.foneのインストール、そして作業
dr.foneは、root化の機能をもつソフトウェアだ。PCへインストールする。
以下のサイトから、PCにdr.foneをインストールする。
drfone.wondershare.jp
インストールはした。これで、Androidを接続し、Root化を押す。
実施中、一度Androidが再起動した。で、最終的にこの画面になった。だめだったよ…。
ということで、root化できなかった悲しいお話しを一応記録しておく。記録しておかないと細かいことを忘れてしまいそうなので。おしまい。