fastapple's blog

時系列関係なく、情報を追記・分割・統合などします。ブログに記載の内容のうち、引用ではなく、私自身が記載している文章・コードなどについては、自由にご利用ください。

語感白書 その1 eden


さてこれは、様々な言葉の語感を味わっていこうというコーナーである。
最初語感辞典とかにしようと思ったが、辞典というほど厳密なものを書く気もなければ書ける気もしないので、白書とした。白書だったら厳密じゃなくていいのかとか、そういうことはとりあえず脇においておいて書きたいように書いていくことにする。

さて、記念すべき第一回(続くかどうかはしらない)は eden である。

edenというと、エデンの園が有名だが、これは旧約聖書にでてくる理想郷であるらしい。最近はwikipediaになんでもかいてある。wikipediaって便利だなー。
wikipedia:エデンの園
さて、エデンという語自体は、もともとは平地を意味する言葉らしい(wikipediaによる)。edenというと、Javaなどを思い浮かべる人もいるかもしれない。edenといえばガベージコレクションで、まだ一度もガベージコレクションがされていない領域のことをそういう場合もある。要するにedenは、「誕生したばかりの領域」という語感をもつ。例えば、ライフゲームでは「エデンの園配置」というものがある。これは、時系列でそのような配置になることが決してないような初期の配置を意味する。例えば、将棋というゲームの初期配置はエデンの園ではない。お互いが頑張れば初期配置の状態に戻すことができる。(4手で戻す方法が無数にある)しかし、囲碁では決して初期配置の状態に戻すことはできない。なぜなら一度石が打たれてしまうと、その石はそのターンでは少なくとも消えることがないから、初期のような完全に石のない状態には決して戻ることがない。

決して後戻りのできない場所がedenであると考えればわかりやすいだろう。