自分は高校から大学にかけてカードマジックに凝っていた時期があった。その何年かあとに、テレビでマジックをよく放送するようになり、レナートグリーンやらの大物が日本のテレビで演じるのをみることができた。
最近はブームも過ぎたようで、あまりテレビではマジックを見かけることはなくなった。
自分もここ数年は取り立てて大きな興味もなく、興味を失っていたのだが、最近、youtubeをみてみると、なんだか隔世の感があった。やばい。レベルが高いのだ。勿論、昔からレベルが高い演技はあった。だが、なんというか、最近のは、現代的。という感じだ。
カードをつかった超絶技巧のうち、特に手品というわけではなく、ただ技術を見せる意味合いだけのもの(曲芸にちかい)をフラリッシュと呼ぶ。最近youtubeをみると、フラリッシュという語句が消えたわけではないのだが、どうやら新語ができているらしい。 cardistry (カーディストリー)というらしいのだ。
また、昔は使うカードといえば、ほとんどU.S Playing Card社(USPC)のものだった。特にその中でも「バイシクル」と呼ばれる、裏に自転車に乗っている天使の絵柄が書いてあるようなカードが多かった。Mr.マリックなどがよく使っているあのトランプだ。マジシャンのテレビ出演などが多くなると、タリホーなどをつかっている人もいたが、すべてUSPCのカードで、それ以外のカードをみることはほぼなかった。USPCのカードはカジノなどでも使われており、滑りやすい加工がしてあり、これがUSPCの特許なので、ほぼ独壇場だったわけである。今でも東急ハンズなどでトランプを買おうとすれば、ほぼ9割USPCのものであるが、なんと、最近youtubeをみると、どうやらUSPCのカードではないカードを使っている人がいっぱいる。一体何なんだ。と思って調べた。
Dan & Daveというマジシャンの(運営している?)サイトのリンクから見つけることができた。
Art of Play というサイトのようで様々な柄のカードを売っている。特に自分がほしいと思っているのは、Smoke and mirrorsというものだ。絵柄がかっこいい。
Smoke & Mirrors
どうやらkickstarterでやっているようなものも混じっているらしい。すごい。他には、USPCのものは勿論、多種多様なカードを揃えている印象だ。
勿論絵柄だけでなく、カードの手触りや扱いやすさなどは千差万別だが、自分が今気になっているものをピックアップすると。 先ほどあげたsmoke and mirrorsと、
fontaine
Fontaine
フォンテーヌと読むのだろう。女性向けのカツラのことではない。泉とか噴水という意味らしい。英語だとフォンテインと読むらしいのでこの読み方でもいいかもしれない。youtubeで結構このカードでマジックをしている動画がでてくる(カードの宣伝かな)。いずれにせよ、興味がある。
virtuoso
Virtuoso Playing Cards
ヴァチュオーソと読むらしい。(主に技巧の)名手といった意味のようだ。カードをくるくるまわしたりしたときに、現象がはっきりするのでいいかもしれない。なんだか最近流行りの、フラットデザインのようだ。
こういうの好きなひとは、とにかくyoutubeでcardistryで検索してほしい。きっと気にいるはずだ。
自分も触発されて、帰りの東急ハンズでUSPCのカードをまた買ってしまった。
関係ないけど、Razerのマウスパッドは普通にカードを触るときのマットとしても使えるので優秀だ。もっとも、もっと大きいサイズがいいけど。