fastapple's blog

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名詞、動詞、形容詞といった区分けは本来曖昧なのではないか?


きれい。というのは、形容動詞の語幹である。とされる。(これは名詞でいいんじゃないかと思うが、そうすると問題はないので、次以降全部読む必要はなくなる。)

きれいだ。というのは、形容動詞などと言ったりする。色々な学説があるようだ。

例えば、汚い。というのは、形容詞であるが、汚いだ。といったりすることは間違いとされる。

と、なると、きれいと汚いは、文法的な変化の仕方に違いがあると考えてみるのが、まずは自然な発想である。

自分が考えるに、一つのことばに対して、あるアビリティというものを定義して、その関係性から言葉を探ればよいと考えた。

語の硬度というのを、以下のように定義してみる。


(硬度が高い)        (硬度が低い)
名詞-------形容動詞-----------形容詞、動詞
1 0.5

ここで、((硬度0.7以上の言葉)+(だ))とすると、全体の硬度を0.9にすることができると考えてみる(トンデモくさいが気にしない)しかし、硬度が0.7未満の言葉は(だ)と結びつくことができないと考える。通常の形容詞や動詞の硬度は0.5であり、(だ)と結びつくことはできない。しかし、(きれい)の硬度は0.7なので、(だ)と結びつくことができる。

今度は、(な)ということばを考えてみよう。ここで考えるのは、感嘆の(な)である。おもしろい+(な)の、なである。

おもしろい。は形容詞なので、硬度を0.5と一旦考えよう。すると、((硬度0.5)+(な))とすると、感嘆の意味を表せると考えられる。

(すごい)+(な)などが考えられる。

ところで、(きれい)+(な)とやると、この(な)は感嘆ではなさそうだと、通常判断する。接続の(な)と考えるだろう。
つまり、きれい(0.7) は感嘆の(な)と結びつけない。

しかし、きれいだ(0.9)としてみると、これは(な)と結びつけられる。また、名詞も、(だ)と結びつければ、(な)と結びつけられるので、つまり(な)は以下のようなフローを持つ。

(硬度0.6以下) + (な) → 感嘆の意味
(だ)      + (な) → 感嘆の意味

ここまで書いてきて、早速硬度という概念が若干破綻してきているのがわかる(笑)

ところで、こういう結合というのをやっているのは、人間の脳であるということなんだが、あくまでも聴いている人間によって文法の捉え方にも差異が割とあるものなので、こういうのは仏教用語でいうところの、パパンチャといってもいいのかもしれない。


人間は可能性の高い理屈から順に調べていき、当てはまるところで終了させる。というような脳内規則をもっており、それが文法に反映されていると考えられる。つまり、これが「人間特有の論理」と、言えなくもない。

ぼくはこの隠れた「人間特有の論理」というのを見つけ出したときに、新たな論理が見えてくるんじゃないかと思っている。