fastapple's blog

時系列関係なく、情報を追記・分割・統合などします。ブログに記載の内容のうち、引用ではなく、私自身が記載している文章・コードなどについては、自由にご利用ください。

青春18きっぷで快適に旅行するための具体的Tips 【東京~関西・中国地方編】


割と何度も青春18きっぷで帰省してきたので、ここにTipsを書いておく。
※なお、利用期間、料金、その他内容については、時間とともに変わりゆく可能性があるので留意する。

青春18きっぷの利用期間は以下のとおり
春:3/1-4/10
夏:7/20-9/10
冬:12/10-1/10

盆・正月が両方掛かっているのがいい感じである。

青春18きっぷは5枚綴りで11,850円。一日分で換算すると、5で割って2,370円となる。

余った券はヤフオクなどで売ればいいが残り期間なども加味して絶妙なタイミングで売る必要があるだろう。ちなみに金券ショップだと大体残り2回で2000円。残り3回で4000円くらいで売れたりする。ヤフオクであれば、もうすこし高値になる。ただヤフオクで買う場合は回数分使ったら返却してほしいというものも結構あるので注意が必要。後述するが、実際に何回利用することになるかわからない部分が多いため、多くの場合は、通常の窓口で買って、回数分利用後に売却する流れで使うのがいいだろう。

例えば非常にうまくいった場合は、東京―新山口間を1日で行くことができるが、これが鈍行で普通のきっぷだと、12,640円なので、
19%程度の運賃で帰れるのでお得感がある。

ちなみに東京―新山口での乗り換え例は、
東京―沼津―浜松―豊橋―大垣―米原―姫路―相生―岡山―福山―白市―徳山―新山口
であり、乗り換え回数は11回である。通常これだけの距離と乗り換え回数をノーミスでクリアするのはかなり難しい。

ちなみに東京から熱海まで片道で1,944円で、浜松まで足をのばすと、4,430円になる。ちょうど青春18きっぷのほうがお得になる区間はこの中間ぐらいにある。

青春18きっぷの旅行はツラいというイメージがあるが、実際割とその通りなのだが、準備して行くかどうかで結構変わってくる。ポイントを書いていきたい。

1.一日で到着できると思わない。
これは結構重要なのだが、青春18きっぷを利用して帰る想定で、新幹線などのすべての有料区間を除外してインターネットで経路検索を行うと、なんとかがんばって始発で出れば、夜には到着できる経路が表示されるかもしれない。しかしながら、実際には自分のアクシデントや、鉄道側の遅延などが、どこかの箇所で発生する可能性は非常に高い。なので、一日で到着することを前提としたスケジュールを組むのは無理があるので覚えておこう。翌日も余裕のあるスケジュールには利用可能だが、それ以外ではよくよく考えておく必要がある。

なお、東京から西の方に行こうとして早起きに失敗すると、大抵姫路で夜を明かすことになる。岡山って意外に横に長く距離がある。変なところで停車すると泊まる場所がなくてつらい思いをするので、一日で行けないことがわかった時点で、どこで泊まるかを考えるのは結構重要だ。

2.集団で行くときは、無理に一緒に行動しない。
そもそも青春18きっぷを利用すること自体が制約が多いのに、集団になるとますます制約事項は多くなる。気遣いなどはなるべくしないような間柄で行きたい。(あるいは事前に打ち合わせておく)。無理に一緒に座ろうとする等は結構疲れるのでやめたほうがいい。特に中盤からは各自行動の原則で行動していく。

3.車内で飽きないよう工夫する。
車内でずっと何もせずに揺られていると流石に飽きる。スマホを充電しておきモバイルバッテリーも持ち歩くのがいいだろう。あとは、車内で読む本をいくつか持ち込んでおくといい。Kindleのようなものでもいいかもしれない。

4.スーツケースはすごく楽
経験上、スーツケースがあると非常に楽になる。なんなら椅子のようにして寄りかかれるものがいい。

5.おすすめの飲み物
飲み物なんて自由に飲めばいいんだけど、水分補給の意味で飲む場合は、いろはすの、ちょっと味がついているものなどがよいと思う。あとはスポーツドリンク系。ちなみにコーヒーとかは、やはりトイレが近くなるので、その点、飲む場合は考慮が必要。

6.路線検索は小さな区切りと大きな区切りでみる。
路線検索アプリなどで、細かく時刻を調べながらいくことになると思うが、普通に目的地までで検索してしまうと、すごく時間に余裕があるようにみえたりするが、これは罠である。路線検索アプリは、目的地に最短時間で着く乗り方を提示してくれるが、途中駅に関しては、最短時間に間に合う一番遅い列車が表示されてしまう。なのでその時間通りでいくと、一度でも遅延などが発生した場合に挽回が難しくなってしまう。つまり、時間に余裕がある限りはなるべく目的地に近づいておきたいのだが、普通は時間に余裕がある限り目的地から遠い場所に留まるようなルートが表示されてしまう。これを調整できるような機能のあるアプリやウェブサイトがあれば是非知りたいところだ。

これを回避するには、まず目的地まで検索したら、現在の駅から一番近い乗換駅までの経路を再度検索する。そして、目的地までの検索結果と乖離がないかを確認し、乖離がある場合は、なるべく先へいくように早めに発車する列車に乗るのがいい。

例えば、
A東京―B沼津―C浜松―D豊橋―E大垣というルートがあるとして、E大垣までの路線検索をして各途中駅までの到着時刻を確認しておく。その後、B沼津までで検索して到着時刻を確認し、E大垣までのルートと比較する。同じであれば、C浜松までで検索して比較。さらに同じならD豊橋まで確認して比較・・・。というのを繰り返していく。もし途中駅まで早くたどり着く経路がある場合は、そこの到着時刻に差が出てくるので、一旦はその途中駅まで最速で行くことを目標にする。
そうやっていくと、途中駅までもなるべく最速でいくことができるようになり、突発的な遅延などにも対応できるようになる。

7.トイレのタイミング
トイレのタイミングなんてコントロールできないので、タイミングを見て行っておくに越したことはないんだが、まあ途中で一度は行きたくなると思う。ここで乗り換え駅を再掲する。

東京―沼津―浜松―豊橋大垣米原姫路―相生―岡山

なんだか急に非常に具体的なアドバイスになるが、そんなとき、トイレにいく絶好のタイミングが生まれるのは大抵の場合、大垣なので覚えておこう。改札を出る時間があれば、コンビニなどに行く時間もあるかもしれない。ちなみに大垣駅には大垣アピオという駅ビルが併設している。また、次のチャンスとしては、3時間程後になるが、姫路でもチャンスが生まれる。この大垣・姫路チャンスを頭に入れておこう。なるべくこれを逃さないようにするのがプロの選択である。他の駅だと大抵は乗り換えの関係で結構シビアになるケースが多い。もちろん実際には、経路によっては大垣・姫路でもシビアな可能性はあるので、よく乗り換え時間を確認しておく。

ちなみに大垣ダッシュという言葉があるようだが(なんでもあるな)、私自体はそんなにダッシュしてまで席を確保したいと思う事はほとんどないのでそこは参考にならないかもしれない。まあ確かに、大垣から姫路直行だと割と距離があるのでダッシュの意味もあるかもしれないが、多くの場合は米原で再度乗り換えが必要である。

8.乗り換えと車両切り離しに気を付ける。
鈍行では大体2つの罠がある。一つは、終着駅を待たずして乗り換えが必要なケースで、その最たるケースは姫路発播州赤穂行きに乗って、相生で乗り換えるケースである。ここで乗り換えを忘れ、めでたく播州赤穂へ行った場合、相生まで戻る必要がある。よくあるのが、終着駅のひとつ手前の駅で乗り換えたほうがいい。というパターンなので、頭にいれておく。
もうひとつの罠は、車両切り離しである。よくよくアナウンスを聞いておかないと、自分の乗っている車両が目的地に行ってくれないということがある。大抵そういうのは、乗り換えのときにアナウンスがあるので、聞いておこう。
あと、ありがちなのは、乗り換えのときに車両の数を見ておいたほうがいい。3コ車両とか平気であるので、気にしていないと、自分が待っている場所に列車が停車してくれなかったりする。

9.冬は、防寒に気をつける。
冬は防寒に気を使ったほうがいい。マフラーやニット帽、耳あて、手袋など、身につけておく(すぐに身に着けられるようにしておく)のがいい。そんでホッカイロとかもあるといい。ちなみに夜はすごく寒かったりするので、降りたらすぐにホテルや漫画喫茶へ直行するのがベター。そのためにも、田舎ではなく、都会で始発を待つようにする。何もないところで始発待ちになったりすると本当に辛いことになる。

それでは、18きっぷライフをエンジョイしていただきたい。