fastapple's blog

時系列関係なく、情報を追記・分割・統合などします。ブログに記載の内容のうち、引用ではなく、私自身が記載している文章・コードなどについては、自由にご利用ください。

誤差の利


誤差の利という言葉を思いついたので書いておく。

誤差の利。とは、数字上のマジックで、本来は対等な条件でなされるべき取引に不平等な要因が入り込んでしまうことである。

では、具体的な例を見ていこう。

端数の利
具体的には、ある価値Aの値段が決定されるとき、ある桁以下の価格を切り捨ててしまう(またはくりあげてしまう)ことによって、切り捨てた分の価値を取引者が得する(または損する)ということだ。これは市場の至る所でみられる。厳密には、モノをお金に変換するとき、その分解能は1円単位までしかないわけだが、それも1つのモノにつき、最大0.5円ずつのずれが生じざるを得ない状況にしているといえるだろう。
高額紙幣を廃止するように呼びかけている教授などもいるようだが、それはまた別の理由でそういった提言を行っているようだ。高額紙幣を廃止することは、ここに書いているようなメリットもあることを記載しておきたい。

サラミ法
サラミ法というのは、不正がばれないようにちょっとずつ全体から金銭を奪うとかそういうサイバー犯罪的な用語だが、これもいわゆる誤差の利に分類できると思う。

本当はもっと具体例を出したかったんだけど、ぶっちゃけ思いつかないので先に公開しておくことにした。思いついたら追記するかもしれないです。