Windowsで音量調整を行う場合、一番一般的な方法は、右下にある音量アイコンをクリックした上で、音量メーターをいじって調整する方法だろう。
ただ、マウスを右下にもっていって、スライドバーをいじるという方法は、当然画面を見ながらでないとできないし、頻繁にPCで音楽を聴くような自分のような人間には結構手間だったりする。
最近はキーボードに音量調節の機能があるものがあったりするので、そういったものを使うというのも手だが、一般的なホイール付きのマウスがあるなら、この記事で紹介する『Volume2』というソフトを使えばもっと手軽に音量調整できる。
なにはともあれ、まずは『Volume2』をダウンロードしよう。以下の製作者のサイトからダウンロードできる。(製作者はウクライナの人のようだ。ソフトウェア制作業界?においてロシアやウクライナなどの地域の地力は高いと感じる。)
上記サイトには、ベータ版とリリース版があり、さらにインストール版とポータブル版がある。基本的に、マルチユーザで設定の使い分けをしているわけでもない場合、ポータブル版があるならそっちを入れるのがいいという自分の方針なので、とりあえず、ここではリリース版のポータブル版をダウンロードする手順としておく。(Chocolatyを使っているひとには、Chocolaty用のリンクもあるっぽい。ちょっとうれしい。)
ダウンロードしたzipファイルを展開したら、中にあるファイルのうち、「Volume2.exe」という実行ファイルをクリックすると実行される。ちなみに、「Volume2PM.exe」というのもあり、こっちは音量メーターみたいなのを画面に表示してくれるやつだ。
起動したら、色々設定できそうだが、とりあえず「言語」を「日本語」に。
Windowsのスタートアップに登録されていたほうが便利なので、そこにチェックがついていることを確認する。あとは、アップデートの確認は、リリース版を使っていると毎回ベータ版のアップデートにするかどうかポップアップされてしまうのでこれは外してもいいだろう。
一番肝心なマウスの設定だが、以下の画像のとおりになっていれば、マウスの左ボタンを押しながらホイールを上下することで、画面上のどこにカーソルがあっても音量調整できる。
設定がおわったら、適用して、✕ボタンで設定画面は閉じよう。あとで設定を変更したくなった場合は、他の通常の常駐アプリと同様に、右下のタスクトレイからアイコンを右クリックして、設定画面を開くことができる。
何度か触っていればすぐ慣れると思う。今までの苦労が嘘だったように、音量調整が素早く出来るようになる。
慣れると手放せないアプリだ。