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fastapple's blog

時系列関係なく、情報を追記・分割・統合などします。ブログに記載の内容のうち、引用ではなく、私自身が記載している文章・コードなどについては、自由にご利用ください。

今後10年を支配する機械学習の世界


タイトルは自分なりに、ちょっとキャッチーにしてみた。

しかし、機械学習をよく知っていて、このブログを見に来ても当たり前のことと思われるかもしれない。
今から書くことは、どちらかと言えば、機械学習のキの字もわからない人に、今、何が起ころうとしているのか、起こっているのかを説明したいという思いで書くことにした。でもタイトルに機械学習とついているので、そういう人は回れ右で帰ってしまうかもしれないが・・。

さて、コンピュータの持っているパワーというのは、近年ますます圧倒的になっている。特に統計学を利用した分野において、顕著にあらわれている。例えば、bonanzaはコンピュータ将棋の世界に機械学習を持ち込んで、圧倒的なコンピュータの棋力向上を起こした。今や、コンピュータはトッププロと渡り合う存在なのだ。これの意味するところは、既にコンピュータの「やり方」が、将棋という分野においては、人類の一握り(少なくとも0.001%程度)の水準に達しているということである。これは凄まじいことである。なぜこれが大きな意味を持つかというと、この機械学習の応用は、将棋のようなゲームにとどまらないからである。

あなたが何かゲームをするとしよう。そこで相手は、人類の一握りのプレーヤーと同レベルだとする。勝てるだろうか?できないだろう。しかしこれから、機械学習を利用出来る人とできない人では、普段の生活のあらゆる局面において、「トッププロ」と「一般人」程度の技術格差が発生する。これに対処する方法は、ただひとつ。「トッププロ」の側の技術、即ち機械学習の恩恵を授かることである。

つい最近、Microsoftが非常に面白く、有意義と思われる発表をした。
Microsoft Azure ML である。 MLとは、機械学習(machine learning)のことである。
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1406/17/news153.html
これは革新的だ。なぜなら機械学習を扱うのはとてもむずかしく、このままでは、扱える企業とそうでない企業ではとんでもない格差がついてしまう可能性があったが、それを軽減できると期待されるからだ。うまくいけば、機械学習を扱うことはそんなに敷居の高いことではなくなる。結局みんなが機械学習の恩恵を被ることができるようにするしかないのだから、この試みは非常にいいと思う。こういうものがgoogleなどではなく、microsoftから出てきたというのが少し意外だった。microsoftの時代が盛り返してきた気がする。こういうことはgoogleがやりそうなことだからだ。googleは少し遅れをとったという気がするが、もちろん、Azure MLは、企業レベルでの機械学習の導入は促進するだろうが、個人レベルでの促進には至らないかもしれない。しかし、個人レベルでの促進は必須事項なので、必ず導入が進んでいくはずだ。

今や機械学習を使ってトッププロの水準で争うことになっている分野。争うことになるであろう分野。を予想してつらつらと書いていきたい。これらの分野では今後とんでもないレベルの効率化が発生するであろう。或いはもう起きているかもしれない。

・輸送産業
輸送産業は、自動運転の技術などと相まって、いよいよ格差が進んでいくと思われる。輸送コストは大幅に引き下げられるはずだ。

・医療
とくに、診察において革新的な精度向上をもたらす。もっとも既存の勢力や法が邪魔になるため、浸透はそこまで早くはないかもしれない。

・金融
これは、言うまでもなく。おそらくトップ企業では当たり前に使われているだろう。機械学習を使わない投資家は太刀打ちするすべがない。

・保険
医療と似てはいるが、もし、今後病気になる人が精度高くわかるようになると、保険業はどうなるだろうか?少し恐ろしい話である。保険はもはや意味を成さなくなる可能性がある。これは国が介入すべき分野といえるだろう。

・結婚、恋愛
いわゆるマッチングサービスの精度がぐんと高くなる。結婚観というのも、細分化され、男女のライフサイクルを大幅に変化させていくだろう。

・就職
少し前頃から、リクルートなどがいわゆる武器商人だと批判されるようになってきたが、機械学習は武器商人の助けにもなるし、そこから身を守る術にもなる。ただ、戦略は互いにかなり高度になるはずだ。

・生活
もちろん、個人の生活にもかなりの影響を及ぼす。

ここまで書いたが、もちろん機械学習のちからが遠く及ばない分野もある。囲碁なんかがそうだ。つまり、影響を受けにくい分野というのもまだあるはずだ。