読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

fastapple's blog

時系列関係なく、情報を追記・分割・統合などします。ブログに記載の内容のうち、引用ではなく、私自身が記載している文章・コードなどについては、自由にご利用ください。

今、足りないoffice系ソフトはグラフだ。


奥村先生が、神エクセル問題というのをいっていた。

http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/SSS2013.pdf

エクセルの使い方で、そもそもデータの再利用性というのが考えらえれていないものが多すぎるという指摘だ。この指摘はもっともだと思う。一方、データの再利用という観点では、今、圧倒的に必要だが足りていないソフトがある。グラフだ。

グラフといっても、棒グラフや折れ線グラフのような「グラフ」のことではなく、ノードとエッジからなる「グラフ」のことだ。グラフ理論でいうところのグラフのことである。wikipedia:グラフ理論

グラフの重要性というのは、情報科学の世界では当然のように言われているが、まだまだ一般的に浸透はしていないと思う。例えば、前述のエクセルであれば、プログラマーなどでITリテラシーの高い人は、データの再利用性もある程度高いものを作成できるだろうが、こと、「図」になってくると、途端に「見せるためだけの図」を生産するわけだ。しかし、これは無理もない。今までのOffice系ソフトで、「図」の再利用性を担保してくれるようなソフトはほぼなかったのだ。図は図としてしか使用できなかった。つまり使い捨ての図が量産されているわけだ。これはほとんどのIT業界で同じであるだろうし、一般企業なら言わずもがなだ。

マインドマップは、タッチパネルとの親和性の高さも相まってか、今後ますます伸びてくる分野である。一方、マインドマップ用のソフトを使用する人は、マインドマップが、本来の「思考を整理する」目的だけではなく、様々な場面で活用できることがわかると思う。

・企業のDBの世界で発生したことは、コンシューマ向け市場(つまりoffice系ソフト)でも必ず起こる。
最近(といってももう割と経過しているが)、DB界隈では、一般的なRDBMSだけでなく、いわゆるNoSQLというRDBMS以外の様式のデータベースを、取り扱うデータの特性に合わせて採用している。KVSなどいろいろあるが、個人的には(この記事的には)、注目したいのは、グラフ型データベースである。グラフ型データベースは文字通り、データをグラフとしてもつもので、neo4jなどが有名である。 http://www.neo4j.org/ 例えば、データベースと聞くと、RDBMSのデータなら、CSVと親和性が高いことはだれの目からも明らかであり、またCSVとエクセルがこれまた親和性が高いのは承知のとおりである。ではたとえば、neo4jのようなグラフ型DBからデータを引っこ抜いてきて、ユーザとの親和性が高いソフトに取り込みたい場合は?そのユーザとの親和性が高いソフトというのは、グラフをあつかえるOffice系ソフトということになるだろうが、それが「ない」のだ。

例えば、RDBMSに対するsqlのようなものは、Graph型DBに対してはなにがあるだろうか、ちょっとググったくらいで、あまり知らないのだが、Gremlinというのがあるようだ。 http://www.infoq.com/jp/articles/graph-nosql-neo4j
ところで、RDBMSにたいするCSVのような直観的なデータ形式は、Graph型DBでいうと何になるんだろう。もし有名どころがあれば知りたい。そんでもって、それをImportできるようなOffice系ソフトがあれば、需要は必ずあると考えている。